メモの魔力をアプリで実践!
前田 裕二さんの著書、『メモの魔力』。 2018年に発売されて以降、現在も売れ続けている大ベストセラー本です。
メモの魔力 The Magic of Memo (NewsPicks Book) [ 前田裕二 ] 価格:1,540円 |
本書では、メモによってあらゆるアイデアを生み出す知的生産性の向上について、その意義と手法がまとめられています。
メモは記録だけではなく、その内容を抽象化し、転用することで思考を深め、新たなアイデアを生み出すことができます。 メモを習慣化し、日常の中で得られるありとあらゆる物や言葉を、ひたすらファクト(事実)として書き出していくことで、その力が身についていきます。
①ファクト
客観的事実をメモ。会議の内容、日常での発見、誰かの言葉など
②抽象化
ファクトを具体的なものから抽象化する。
応用可能なものにする。
③転用
抽象化から得たものを、自らのアクションに転用する。
メモの魔力では、ノートを見開きで使用し、右側のページを抽象化・転用の項目として使用することを推奨しています。これは、情報収集でファクトを書くスペースは右脳を使い、ファクトを抽象化・転用するスペースを左側に置くことで左脳を使いやすくするためです。
本来ならここで推奨されているようなレイアウトで右側ページが空欄の状態でファクトを書き殴り、空いた右側を脳が埋めたいと感じるようにしたいところですが、この方式よりも、もっと優先すべきことがあります。
それは、「メモをとり続けること」。これが大事です。
何事も、継続できなければ力はつきません。
ではどうすれば、習慣的にファクト→抽象化→転用のメモ術を続けることができるか。
アナログでノートを使用する場合、常にノートとペンがあります。日常的にこの環境が作れない場合、如何にメモをとるように意識していても物理的にメモを大量にとりためるのは難しいです。 そこで、常に携帯しているであろうスマホがあることを前提に、アプリを使ったメモの実践例をご紹介します!
メモアプリで「メモの魔力」を実践する
アプリは、このブログの前回、前々回でご紹介した以下の2つを使用します。
Drafts5 omochikinako.hatenablog.com
Upnote omochikinako.hatenablog.com
Drafts5は、簡単に言えばテキストを様々なアプリやWebサービスに瞬時に送る、渡すことができるアプリです。 今回はこのDrafts5の起動の速さを最大限に活用し、何かを思いついたり聞いたり見たりしたことを忘れないように瞬時にメモできるようにします。
メモの保管先には、Upnoteを使用してみます。これはEvernoteや、他の似た性能を持つノートアプリでも代替可能です。ただし、drafts5からメモを渡すためにはURLスキームに対応している必要があるので、そこは注意してください。
まずDrafts5側では、Upnoteのinboxブックへテキストを渡すためのアクションを用意します。 こちらのブログでアクションの作成方法が分かりやすく説明されています!
メモの保管先にEvernoteやNotionを使う場合は、以下のアプリを使うのもいいです。Drafts5と同じようなことができます。
ただし、これらのアプリはEvernoteもしくはNotionへのメモに特化したメモアプリなので、アクションの作成ができるのであれば、他のアプリにも同じようにテキストを渡せるDrafts5がオススメです。
Upnote側では、2つのノートブックを作っておきます。
・inbox(名前は何でもいいです。)
・抽象化→転用
日常で得られた情報をDrafts5でメモし、Upnoteのinboxブックへと渡します。ここで、ファクトをためていきます。
ためたファクトは、後に抽象化→転用のノートブックに新たなノートを作成し、ここでノートブックタイトルの通りに抽象化と転用をします。ノートは事前に以下のようなテンプレートを作成しておき、複製しながら使っていきます。
これを繰り返していくことで、メモの魔力の手法にある程度則ったアイデア創出を実践することができます。
速さを意識しないのであれば、Upnoteだけでメモの管理はできるでしょう。 しかし、日常で出会うファクトは、すぐにメモしないと頭の中から消えてしまいます。 Drafts5ならアプリアイコンをタップしたその瞬間にテキスト入力ができます。数タップの差ですが、この差は忙しい皆さんの時間を最大限に有効活用するための大きな差となります。
見た瞬間、思いついた瞬間。これを絶対に逃さないようにしましょう!
今回は、メモの魔力の手法をデジタルで実践する方法をご紹介しました。 これはメモの魔力を参考にしたほんの一例に過ぎません。 アナログでノートを使える環境があればそれが一番いいですし、他にも応用できるやり方は沢山あると思います。
ぜひ、ご自身に合うやり方を見つけて、快適なメモライフを送りましょう!
全てのメモはここから。『Drafts』を使ってみよう!
メモはただ記録するためだけではなく、様々なアイデアを生み出します。
ぼくはデジタル派なので、日常的なメモは多くの場合スマホで入力します。
今回は、スマホでメモするための便利なアプリをご紹介します。
『Drafts』
スマホに入力するメモには様々な種類があります。
* タスク
* 予定
* 検索
* SNSでの発信
* 日記
* ブログ等の下書き
* メールやチャット
これらの文字入力は、それぞれの専用アプリで行うのが普通です。 予定ならカレンダーアプリ、検索ならGoogle等のブラウザアプリ、その他メールアプリ、各SNSアプリ…。
DraftsはこれらのアプリやWebサイトへ、テキストを瞬時に転送してくれます。頭に浮かんだ文章をサッとメモするときに、「どのアプリに入力するか」を考えずに、アプリを探さずに、あらゆるメモの起点として使えるのです。転送するアクションは、キーボードの上に表示されるアクションバーから選択できます。テキストを入力したら、次のアクションをここで選択します。
アプリ起動からメモ入力画面の表示が本当に一瞬なので、急いでいるとき、浮かんだアイデアをすぐにメモしたいときにサッと使えます。 一度この速さを体感すると、やめられなくなります! それでは、いくつかの例をご紹介します。
Twitterへの投稿
すぐに呟きたい、呟きたいけど別にTwitterを開くつもりはない、あるいはその時間がないときに、このアクションが役立ちます。
例えば、「ねむい」と呟きたいとします。
ぼくの場合は黒塗りのTwitterアイコンマークで設定しています。
呟きたいテキストを入力したら、このボタンを押します。すると…
このような確認画面が表示されるので、「Run Action」をタップします。
これでツイートができました。
実際にTwitterアプリで確認してみると、
このように、先ほど入力したテキストが自分のツイートとなっています。
タスク管理アプリへの投稿
ぼくは『Tick Tick』というタスク管理アプリを使用してるので、そのアプリにタスクを登録するためのアクションを登録しています。
例えば、「住民税の支払い」というタスクを登録する場合。
このアイコンをタップすると、瞬時にTick Tickが起動し、「住民税の支払い」がタスクとして登録されました。
期日やリマインダーなど細かい設定はTick Tick側でする必要がありますが、とにかく覚えているうちに、それもあまり時間がないときにサッとタスクを登録するときに便利です。
Google検索
何かを検索するのにもアクションが使えます。 Google検索のアクションをタップすると、
そのまま検索してくれます。
ちなみに、Twitterの検索にも使えます。
呟きのボタンとは別の、もう一つのTwitterアイコンをタップすると、
このように、Twitterアプリを起動すると同時に検索結果が出てきます。
アクションの追加は以下の項目からできます。ここを選択するとDraftsのHPへアクセスし、あらかじめ用意された様々なアクションをインストールすることができます。
ここで、用途に合わせてお好みのアクションを見つけましょう。 希望するアクションがない場合は、共有アクションや文字コピーのアクションもあるので、大抵のアプリには転送できると考えていいと思います。
これ以外にも日記アプリや各メモ系アプリへの投稿、カレンダーの登録など、実に様々な使い方ができます。
スマホで何かを入力することがあった場合、何をするにしてもまずこのDraftsをとりあえず起動すればいいという環境に慣れると、日々のスマホでの作業が劇的に捗るのでおすすめです。
コードを入力してアクションの自作などをしない場合は無料で使えるので、ぜひ一度お試しを!
メモアプリの新鋭!UpNoteを使ってみよう
今回ご紹介するのは、『UpNote』というメモアプリ。約3年前にリリースされた比較的新しいアプリです。
Evernoteの代替を探していたところ、このアプリを見つけました。2ヶ月ほど使ってみてとてもいい感じだったので、その魅力をお伝えしたいと思います!
UpNoteとは?
UpNoteはマルチデバイスで使えるメモアプリです。Windows、Mac、iOS、Androidで使えます。
同じアカウントで複数台の端末で同期が可能です。
まずはPC(Windows)での画面をご覧ください。
メモアプリでよくあるレイアウトになっています。 左端には作成したノートブックやタグが表示されます。この画面では「Study」というノートブックを選択した状態です。左から2番目の項目には選択したノートブックの中にあるノートの一覧が表示されます。 そして右の大きな画面がメモ画面です。ここにテキストや画像などを入力することができます。
画面下側には入力を補助してくれるメニューバーがあります。見出しやテキストの色、チェックリストなどを簡単に入力できるようになっています。キーボードのショートカットにも対応しています。
見出し機能
このように右端に目次を表示させることもできます。目次は本文で見出しとして入力した行を表示してくれます。ブログや小説の執筆に便利です。 ここの表示スペースには目次の他に、文字数などの情報を表示させることもできます。
スマホ版
iosバージョンの画面がこちら。
これはノートブックなどの項目を表示させた状態。右へスワイプするとこの項目を出すことができます。 ノートブックを選択すると、下のようにノートブック内のノート一覧を表示します。
これが入力画面。PCと同じように入力できます。メニューバーは左右へスワイプすることで、いろんなメニューを表示させることができます。
Webクリップに対応
他のメモアプリにもある便利なWebクリップ、このUpNoteも対応しています。 PC版ではChromeの拡張機能としてUpNoteのWebクリッパーを登録できます。保存したいWebページでUpNoteのWebクリップボタンを押せば、Web画面をほぼそのまま再現してテキストと画面をノートに保存できます。iPhoneなら、Webサイトを表示しているときに共有画面からUpNoteを選択するとWebクリップできます。 Webサイトは削除されると見れなくなりますが、Webクリップで保存しておけばWebサイトがなくなっても内容を見れるようになります。
複数のノートブックへ登録
これはUpNote独自の機能で、1つのノートに対して複数のノートブックに振り分けることができます。これが地味に便利です。 また、ノートブックのなかに「メモ帳」を作成することもできます。例えばこの「Study」というノートブックには、「Mos Excel Specialist」というメモ帳があり、その中に各メモが入っています。
つまりUpNoteでは、最大で3階層に分けてノートを整理することができます。
検索機能
ノートブック以外に、ノートを整理して検索してくれる項目もあります。
「やる事」は、チェックボックスを入力したノートを抽出してまとめてくれます。UpNoteで何かしらのタスク管理をする場合は、該当のノートをここですぐに検索できます。 「クイックアクセス」には、よく使うノートをピン止めしておくことができます。執筆中の記事や毎日参照するノートなどを登録すると便利です。
価格
無料版とサブスク、買い切りの3パターンがあります。 無料版ではノートは50個までの制限があります。しかし、エクスポート機能もあるので、使わなくなったノートを別の場所へ保存したり削除したりして工夫すれば、無料版でも十分使えます。 有料版ではノート作成が無制限で、エクスポート機能の取り扱えるデータが追加されます。 また、Evernoteからのインポートも可能になるので、移行を考えてる人にオススメです。 ぼくは無制限でノートを作成したいので買い切り版を購入しましたが、普通に使う分には無料版で十分だと思います。
まとめ
使ってみると分かりますが、UpNoteは動作がかなり軽くて同期も早く、快適に操作できます。それでいてノートアプリとしての基本的な機能をしっかりとおさえていますので、マルチデバイスでメモを作成したい人にオススメです。是非お試しください!
カロリーを制する者はボディーを制す!
ボディーメイクとは、美しい身体を手に入れるための取り組みです。逞しくなるために筋トレをしたり贅肉を落としたりして、理想の身体を目指します。
筋肉を増やして体重を増やすことと、贅肉を落として体重を減らすことは、身体の大きさを変えるという点においては反対の意味を持ちます。しかし、ムキムキになることが目的でも、痩せて綺麗になることが目的でも、その目的のためのアプローチの仕方は似ています。
まずは、人の体重はどのような要因で変動するのかを確認してみましょう。体重は、主にカロリーの増減によって変化します。カロリーとは、次の2つを指します。
摂取カロリー
消費カロリー
摂取カロリー<消費カロリーなら体重は減ります。反対に摂取カロリー>消費カロリーなら体重は増えます。今の体重を維持したいのなら、摂取カロリー=消費カロリーにします。体重の増減には様々な要因がありますが、健康な人ならばこのカロリーのバランスによって体重が変動します。
では、これらをどのようにコントロールするのかを見てみましょう。
消費カロリーを把握するためには、自分の身体の“基礎代謝”がどのくらいかを確認します。基礎代謝とは、運動をしていないときでも身体が消費するカロリーのことです。この基礎代謝は、年齢や身長、体重によって簡易的に算出できますが、その人の筋肉量によっても変わります。筋肉量が多いほど基礎代謝も大きくなります。ちなみに、ぼくの基礎代謝は1,580kcalくらいです。ウチの体重計がそう言ってました。最近の体重計は基礎代謝も測ってくれるので、確認してみましょう。
次に、“生活活動代謝”。これは、日々の様々な運動によって消費されるカロリーのことです。激しい運動はもちろん、家事や散歩などの軽度な運動でも消費されます。 基礎代謝を高めるためには、筋トレをして筋肉量を増やすこと。また、日々の生活の中で、体力を考えて無理なく継続できる範囲で可能な限り運動量を増やすことで、生活活動代謝を増やすことができます。
生活活動代謝はアプリや活動量計、万歩計(歩数)などによって運動量を測定し算出できます。自分の基礎代謝と合わせて全体の消費カロリーを確認してみましょう。 主にこの2つの代謝を高めることによって、消費カロリーを増やすことができます。
摂取カロリーについても考えてみましょう。 摂取カロリーは、食事によって得られるカロリーのことです。栄養素としては、タンパク質、脂質、炭水化物(糖質)がカロリーを持っています。
栄養学を学んでいる人は各食材にどれほどの栄養素が含まれているか分かると思いますが、ぼくは全然分からなかったので、ダイエットアプリを使って日々の食事を記録しました。そうすると、普段よく食べる食材がどの程度の栄養素を含むのかが大まかに分かってきます。アプリだと、記録した食事から摂取カロリーをざっくりと計算してくれるので、「これだけ食べたらこれくらいの摂取カロリー」というのが何となく分かるようになります。
摂取カロリーと消費カロリーの計算をできるようになれば、あとは双方のカロリーを調整します。痩せたければ、食事を調整して摂取カロリーを抑えつつ、運動量を増やし、筋トレによって筋肉量を増やして基礎代謝を高め消費カロリーを増やす。
筋肉を付けて大きくなりたければ、摂取カロリーを増やす。筋トレする。その際に脂肪も落としたければ有酸素運動などで脂肪燃焼を促す。ちなみに、脂肪燃焼も筋肉量が多いほど効率よく燃焼されます。
体重・体脂肪率の記録
運動することで、身体は変化します。運動を記録したら、身体の変化も記録しましょう!
誰でも測定できて、記録しやすいものといえば、体重・体脂肪です。
体重は、体重計で測れますね。そして、最近の体重計は体脂肪も測れるものがほとんどです。
自分の身長と年齢、性別から適切な体重と体脂肪を確認し、目標を決めて運動し、日々の記録をつけるといいでしょう。
最適な数値については、BMIが参考になります。
Wikipediaより引用
ボディマス指数(ボティマスしすう)とは、体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数である。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9E%E3%82%B9%E6%8C%87%E6%95%B0
体重や体脂肪は、その日の体調や食事等でも変動しますが、1日や2日記録するだけでは、体の正確な推移を確認するには不十分です。「昨日より体重増えてる…」と一喜一憂する必要はなく、変化を確認するには最低でも2週間程度の間隔で見るようにしましょう。
記録がある程度溜まってきたら、自身の適切な運動量や食事等がわかってきます!
まとめ
ダイエットや筋トレで大切なのは、多角的なアプローチを行うことです。痩せるためには、ただ闇雲に食事量を減らしても身体に良くないですし、リバウンドの原因になります。バランスよく栄養を取りながら、筋トレもやって効率的に痩せましょう。「ムキムキになりたくないから筋トレしたくない」という人も、摂取カロリーを管理して過度な重量を扱わなければムキムキになることはないのでご安心を。
逆に筋肉を付けたければ、筋トレして摂取カロリーを増やすために良く食べる必要がありますが、こちらも栄養素のバランスが重要です。筋肉を作るための栄養素としてタンパク質が有名ですが、そのタンパク質を身体に吸収させたり、筋トレや有酸素運動などの運動に必要なエネルギー源を作る栄養素には様々なものがあるため、偏った食事ではなく野菜もよく取るようにしてバランスを考えましょう。
理想の身体を手に入れるためのには、運動をして、バランスよく食事をして、しっかりとカロリー計算をする。面倒くさいかもしれませんが、過激なトレーニングや過度な食事制限をするよりも簡単で効率的で、継続しやすいと思います。
健康的に、理想の身体を手に入れましょう!
■カロリー計算に便利なアプリ
良質な思考を!マインドマップとマンダラートを活用しよう
人は生きていく限り、常に何かを考えています。ぼーっとしていても、頭の中が本当に空っぽになるわけではありません。寝ているときですら、訳のわからない夢を見てしまったり。
人は、考えることをやめられないのです。
これはぼくの個人的な見解ですが、人が生きていく中で様々な悩みを抱えてしまうのは、あまりにも多くのことを考え過ぎて頭の中がパンクしてしまうからではないかと思っています。
そこに気持ちを沈めてしまうような負の要因が重なってしまうと、心を壊してしまうことにもなります。
余計な考え事でパンクしないためには、頭の中を整理整頓して「常に頭の容量に余白を確保する」必要があります。
余白があればある程度のストレスにも耐えられるし(それでも限度は超えないで!)、新しいことへの挑戦したりできるような前向きなメンタルを保つこともできます。
今回は頭の中をスッキリさせるための思考法をご紹介したいと思います!
①マインドマップ
これは有名ですね。
以下はWikipediaからの引用です。
マインドマップとは、トニー・ブザンが提唱する、思考の表現方法である。頭の中で考えていることを脳内に近い形に描き出すことで、記憶の整理や発想をしやすくするもの。
手順としては、まず無地の用紙を用意し、中央に考えたいテーマを置きます。
そこから連想できる言葉や絵を、枝を伸ばして継ぎ足していきます。連想したものからさらに連想できるものをどんどん考えて枝を伸ばしていきます。
例えば、ぼくの2022年の目標を考えてみると、こんな感じになります。(見辛いので拡大してみて下さい…。)
こうすることで、メインテーマから直接的に発想できないことや思考の奥にある知識をアウトプットすることができます。
マインドマップの描き方は自由です。言葉だけで繋げてもいいし、絵や色を取り入れてカラフルに表現することもできます。
ここではアプリを使った例を紹介していますが、個人的にはマインドマップは手書きで実践した方が捗ると考えています。
②マンダラート
思考法の発想としてはマインドマップと似ています。
マンダラートの特徴としては、マインドマップが脳内の発想展開に近い形で視覚的に書き出していくのに対し、マンダラートは連想した言葉を確実に掘り下げていくために定められたマスがあります。
縦横3つずつ、計9つのマスを書きます。中心のマスに、自分が掘り下げたい言葉(テーマ)を書きます。その周りにある残りの8マスに、中心の言葉に関連すること、思いつくことを書いていきます。
8マスに書いたそれぞれの内容を、また別の9マスの中心に置き、そこからさらに周囲の8マスを埋めていきます。これをどんどん繰り返していくと、思考をどんどん掘り下げることができ、同時にその思考過程を階層的に目視・記録することができます。
このマスに従い確実に思考を深めるのか、それともマインドマップのように絵や色も取り入れて感覚的に発想を広げるか。
どちらが良いかは人それぞれの好みによると思います。このように、文字とマスだけで展開していくので、シンプルな見た目で集中したいときにオススメです。
マインドマップとマンダラート、どちらがおすすめ?
ぼくの場合は、手書きができる(色が使える)環境ならマインドマップ、スマホを使って考えるならマンダラートがやりやすいです。
マインドマップもマンダラートも、手書きorアプリどちらでも取り組むことができます。
どちらがやりやすいかは人それぞれだと思いますので、両方試してみるといいと思います!
※補足
両者に共通しているのは、アウトライン構造であることです。
図で表さずにこのようにシンプルなアウトラインで思考を掘り下げていくのもいいと思います。
ぼくは文章を考えるときに、このようなアウトラインを使って全体の構成を考えています。
このブログの記事も、元はアウトラインから作成しています。エッセイや小説を書くときも、アウトラインで文章を作成しています。
最初に文章全体の骨組みを形成して、そこから肉付けしていくと書きたいことを明確にできて内容が変に脱線しなくなりますので、特にぼくのような文章を書くのが苦手な人や初心者の方にはオススメです。
アウトラインで考えるという点で、マインドマップやマンダラートを文章の構成を考えるために使ってみてもいいと思います。
考えること。
それは人生のすべてになると思っています。
思考は人を形成する基になり、個性になり、人生の道標になり、財産になると考えています。
今回ご紹介した2つの思考法は、大きな目標や難解な問題を考えるために使うのもいいですし、日常の細々とした考えごとに使ってみるのもいいでしょう。
考えてることを、楽しくしてみましょう!
記事で使用したアプリはこちらです↓
■マンダラート
ライフログアプリ DAY ONEの魅力!!
前記事では、ライフログは一箇所に集約することが重要だとお伝えしました。
ただし、これをアナログでやろうとすると、結構大変です。
例えば日記帳の場合。
書けば書くほど、本数は増えていきます。日記は生涯続けると何十年分もの量になります。一冊や二冊では収まりきらないですよね。
こういった問題は、デジタルで記録することで解決できます!
現代は、一般にスマートフォンが広く普及しています。スマホ一つあれば、日記やその他ライフログだけでなく、様々なデータを大量に取り扱えるのです。
例えば、日記であれば、スマホにプリインストールされているメモアプリに入力していくことで、それをそのままデータとして保管できます。また、カレンダーアプリにスケジュールを入力したり、スマホで撮った写真もそのままスマホで管理・保管ができます。
また、スマホに保管したデータはパソコンやクラウドストレージに同期したり、移動させることができます。
このように、スマホには様々なデータを保管できる機能を持ったアプリがあります。
今回はライフログの集約に役立つアプリをご紹介します!
DAY ONE
日記(ライフログ)を記録できるアプリです。
DAY ONEの特徴
日記(ライフログ)のメリットは振り返りができることです。
DAY ONEでは、この振り返りのための様々な機能があります。
■タイムライン
タイムラインでは日付順での振り返りができます。Twitterのような感覚で振り返るのに便利です。
■写真
添付した 写真を日付順で一覧表示できます。アルバムのように振り返ることができます。
■カレンダー
カレンダー表示で日記を記録した日付に色で印が付きます。いつ日記を書いたかを視覚的に確認できます。
■地図
日記を書いた場所をMapで表示できます。なお、記録する場所は日記の作成時に任意で変更できます。
DAY ONEではその日の日記をエントリーと呼び、そのエントリーを束ねるフォルダをジャーナルと呼びます。
1つのエントリーを作成する度に、作成時の時間や天気、場所を自動的に記録してくれます。
また、任意でその日の歩数や聴いている音楽等を付け加えることができます。
また、「〇年前の今日」のような形で、当日からちょうど1年前、2年前の記録を表示することもできます。
DAY ONEでできること
DAY ONEは無料バージョンと有料(サブスクリプション)バージョンがあります。当然、無料バージョンでできることは有料バージョンでもできます。
それぞれの主な機能は以下の通りです。
■無料
- リマインダー機能
- テンプレート機能
- タグの追加
- PDF、テキストエクスポート
- 過去の振り返り
- パスコードロック
- 検索
- メタデータ(天気、場所等)の自動記録
- 手動で歩数や音楽も記録可能
- 1つのエントリーに対して1枚のみ画像添付
■有料
- ジャーナルを無制限に作成
- クラウドバックアップ
- 複数デバイス間同期(Mac、iPad)
- 画像を無制限に添付
- ビデオ、音声、手書き入力
- Instagram連携
- IFTTT連携→☆後述します!
- 書類スキャン
無料でも複数の日記を記録する裏ワザ
無料バージョンには制限がありますが、それでも基本的な機能は使えますし、工夫すれば有料バージョンに近い使い方もできます。例えば無料バージョンでは1つのジャーナルしか使えませんが、タグを使うと疑似的にエントリーを仕分けることもできます。
タグはTwitterやInstagramで使うものと同じように使えます。
タグでフィルターをかけて日記を検索することができるので、例えば「育児記録」というタグを作れば、それに該当するエントリーを作れます。
また、PDF等をエクスポートするときに特定のタグを指定して、そのタグが付いた日記だけを抽出してエクスポートすることができます。
こうすることで、疑似的にジャーナルを分けることができます。
ただし、タグは1つのエントリーにいくつも付けられるので、上記のような使い方をしたい場合はタグの種類を厳選した方がいいかもしれません。
有料バージョンのメリット
DAY ONEは有料バージョンでその機能を最大限に発揮します。
その中でも代表的な機能は、IFTTTというサービスとの連携です。
これがとても、とーっても便利です!!
■IFTTTとは?
IFTTTは、様々なWebサービス同士を連携させることができるツールです。
片方のサービスがトリガーとなり、もう片方のサービスに対して自動的にアクションを起こすのが主な用途となります。
例えば、天気予報のアプリとLINEを組みあせて、「雨の予報があればLINEに通知する」というような使い方ができます。
IFTTTに対応しているサービスは数多く、一般的にひろく普及しているTwitterやInstagram等のSNSも対応しています。
DAY ONEもこのIFTTTに対応しています。
DAY ONEはライフログの母艦としての役割を担うアプリなので、トリガーではなく様々なサービスからのトリガーを受け取る側となります。
ぼくが利用しているIFTTTとDAY ONEの連携は以下の通りです。
- 「Twitterでの呟きをDAY ONEに記録する」
- 「YouTubeでお気に入りボタンを押したら、その動画の情報をDAY ONEに記録する」
- 「Googleカレンダーに予定を登録したら、DAY ONEにその予定を記録する」
- 「タスクを完了したら、完了したタスクをDAY ONEに記録する」
これらを全て、自動で記録できるようになっています。
特にTwitterでの呟きはその時の気持ちや思考なので、日記に近い形のライフログとなります。それを自動的に記録できるのは本当に便利です。もしもTwitterのアカウントを消すことになっても、それまでの記録を残しておくことができます。
YouTubeのお気に入り動画記録は、その時の自分の趣向や流行りを振り返るのに便利です。動画はリンク切れになる可能性がありますが、タイトルや概要欄の情報も記録してくれるので、どんな動画を観ていたのかは大体分かるようになっています。
Googleカレンダーの記録は、その時どんな予定で生活していたのかが分かります。
Googleカレンダーそのものをライフログとして利用する人もいるようです。
完了タスクの記録は、自分が行った仕事やプライベートでの行動を振り返ることができます。
ぼくの場合は、仕事なら「資格の勉強」とか、「〇〇を提出する」とか。プライベートなら、「市役所に行く」とか、「コンタクトレンズを替える」とか。
こういった記録は手動で、あるいはアナログで記録することも可能ですがかなりの手間がかかり、現実的ではありません。
なので、このように自動化して様々な角度からライフログを記録するとその時の自分の考えや行動がより鮮明なものとして保管できるのです。
ぼくがDAY ONEを使う理由はこのIFTTTとの連携があるからです。
なお、InstagramについてはDAY ONE固有の機能としてIFTTTを使わずに連携ができ、Instagramへの投稿をTwitterと同じようにDAY ONEへ自動で記録できます。
価格について
DAY ONEのサブスクリプション価格は2022年1月時点で年額3,800円。アプリとしては決して安いものではありません。
ただ、ぼくの考え方としては、毎年オシャレな日記帳を買い揃える金額とそれほど大差ないのでは?と思っています。むしろ、オシャレな手帳の方が高価だったりします。
年額4,000円未満でこの機能を使えるなら、サブスクリプションを支払う価値があると判断して利用しています。月額換算すると約320円程度ですので、そう考えればお得なのかなぁと…。
IFTTTやその他有料の機能に拘らなければ無料でも十分に使えるので、DAY ONEは本当におすすめです。
ライフログをはじめてみたいと思ったら、是非試してみてくださいね!
※補足!
今回は日記アプリとしておすすめのDAY ONEをご紹介しましたが、例えばEvernoteやiPhoneにプリインストールされているメモアプリ等、クラウドストレージを利用できたりバックアップがとれるものならライフログの母艦として使えます。DAY ONEに似た日記アプリもいくつかありますので、いろんなアプリを試してみるといいと思います!
#ブログ #ライフログ #DAYONE #IFTTT #アプリ
ライフログをはじめよう!
どうも、おもちです。
新しいブログをはじめました! こちらのブログでは、心身の健康や生活を豊かにするための情報をお伝えしていけたらと思います。
さて、記念すべき第1回目のテーマはこちら。
「ライフログ」
聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? 以下、Wikipediaから引用
ライフログとは、人間の生活を長期間に渡りデジタルデータとして記録すること、またその記録自体を指す。 近年、ライフログという言葉が広く社会的に認知されつつあり、例えばブログのような日記の類もライフログと呼ばれることがある。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ライフログ
デジタルのデータだけでなく、日記帳やスケジュール帳、アルバム等のアナログ形式での記録もライフログと言えます。
このブログではライフログの実践方法についてスマホアプリを活用した事例を中心に少しずつお伝えしたいと思いますが、アナログでの記録の方が好きな方にとってもできるだけ参考になるような内容にしていきたいと思います。
それでは、ライフログを実践していくために、おすすめの手法をご紹介します!
ライフログの集約
ライフログには、様々な種類があります。 デジタル・アナログ問わず一般的に広く普及しているものは、大まかに次のようなものになると思います。
- 日記
- スケジュール
- 写真
など…
中でも日記は、様々な書き方があります。決まった形式などはなく、書く人独自の文体・内容となります。 例えば、1日にあった出来事を一言で書いてみたり、箇条書きで書いてみたり。あるいは、その日の出来事を踏まえて自分の気持ちや考えを書いてみたり。
料理の記録や、子育ての記録を日記として書くのもありですね。 スケジュール帳を持っている人は、そこに書いた予定が、ライフログとして残ります。
写真も、アルバムに残したり、スマホやパソコンに保存したり。これもライフログですね。 それぞれのライフログ達は、時を経て見返す事で、過去の自分の分析や、今後の目標を決めるヒントになったりします。 また、細かく記録することで、過去の記憶がより鮮明になります。 これが、ライフログを記録する事の大きなメリットと言えるでしょう。
では、その記録したライフログを見返すために重要なことを1つ!
【ライフログを集約する】
これが後々、大切になってきます。 何故なら、後で見返すときに、 「この記録はここにある」 「あの記録はどこにある?」 というような記録がバラバラの状態だと、見返しづらいですよね。 後でライフログを見やすいようにするためには、それぞれのライフログを集約して保管する事が重要です。
集約する場所は、色々考えられます。 アナログであれば、日記を書くスペースがついたスケジュール帳等も便利ですね。アルバム等は一緒にするのは難しいかもしれませんが、日記帳と同じ棚に置くようにしましょう。
そして、集約に関してはデジタルなら更に便利です。メモアプリやクラウドストレージ等を活用し、大量のデータを保管できます。テキストデータはもちろん、写真や動画なんかも簡単に記録できます。
1行だけの日記とか、とりあえず写真だけとか、そんな感じの記録でも大丈夫です。 ライフログの形は自由ですから、まずは自分が続けられそうなものからはじめるといいでしょう。そしてその時には、必ずそのライフログを保管するための“場所”を用意しましょう。 それができたら、あとは好きなように記録していきましょう。
ライフログは貯めれば貯めるほど自分の軌跡を辿るための財産となってくれます!