良質な思考を!マインドマップとマンダラートを活用しよう
人は生きていく限り、常に何かを考えています。ぼーっとしていても、頭の中が本当に空っぽになるわけではありません。寝ているときですら、訳のわからない夢を見てしまったり。
人は、考えることをやめられないのです。
これはぼくの個人的な見解ですが、人が生きていく中で様々な悩みを抱えてしまうのは、あまりにも多くのことを考え過ぎて頭の中がパンクしてしまうからではないかと思っています。
そこに気持ちを沈めてしまうような負の要因が重なってしまうと、心を壊してしまうことにもなります。
余計な考え事でパンクしないためには、頭の中を整理整頓して「常に頭の容量に余白を確保する」必要があります。
余白があればある程度のストレスにも耐えられるし(それでも限度は超えないで!)、新しいことへの挑戦したりできるような前向きなメンタルを保つこともできます。
今回は頭の中をスッキリさせるための思考法をご紹介したいと思います!
①マインドマップ
これは有名ですね。
以下はWikipediaからの引用です。
マインドマップとは、トニー・ブザンが提唱する、思考の表現方法である。頭の中で考えていることを脳内に近い形に描き出すことで、記憶の整理や発想をしやすくするもの。
手順としては、まず無地の用紙を用意し、中央に考えたいテーマを置きます。
そこから連想できる言葉や絵を、枝を伸ばして継ぎ足していきます。連想したものからさらに連想できるものをどんどん考えて枝を伸ばしていきます。
例えば、ぼくの2022年の目標を考えてみると、こんな感じになります。(見辛いので拡大してみて下さい…。)
こうすることで、メインテーマから直接的に発想できないことや思考の奥にある知識をアウトプットすることができます。
マインドマップの描き方は自由です。言葉だけで繋げてもいいし、絵や色を取り入れてカラフルに表現することもできます。
ここではアプリを使った例を紹介していますが、個人的にはマインドマップは手書きで実践した方が捗ると考えています。
②マンダラート
思考法の発想としてはマインドマップと似ています。
マンダラートの特徴としては、マインドマップが脳内の発想展開に近い形で視覚的に書き出していくのに対し、マンダラートは連想した言葉を確実に掘り下げていくために定められたマスがあります。
縦横3つずつ、計9つのマスを書きます。中心のマスに、自分が掘り下げたい言葉(テーマ)を書きます。その周りにある残りの8マスに、中心の言葉に関連すること、思いつくことを書いていきます。
8マスに書いたそれぞれの内容を、また別の9マスの中心に置き、そこからさらに周囲の8マスを埋めていきます。これをどんどん繰り返していくと、思考をどんどん掘り下げることができ、同時にその思考過程を階層的に目視・記録することができます。
このマスに従い確実に思考を深めるのか、それともマインドマップのように絵や色も取り入れて感覚的に発想を広げるか。
どちらが良いかは人それぞれの好みによると思います。このように、文字とマスだけで展開していくので、シンプルな見た目で集中したいときにオススメです。
マインドマップとマンダラート、どちらがおすすめ?
ぼくの場合は、手書きができる(色が使える)環境ならマインドマップ、スマホを使って考えるならマンダラートがやりやすいです。
マインドマップもマンダラートも、手書きorアプリどちらでも取り組むことができます。
どちらがやりやすいかは人それぞれだと思いますので、両方試してみるといいと思います!
※補足
両者に共通しているのは、アウトライン構造であることです。
図で表さずにこのようにシンプルなアウトラインで思考を掘り下げていくのもいいと思います。
ぼくは文章を考えるときに、このようなアウトラインを使って全体の構成を考えています。
このブログの記事も、元はアウトラインから作成しています。エッセイや小説を書くときも、アウトラインで文章を作成しています。
最初に文章全体の骨組みを形成して、そこから肉付けしていくと書きたいことを明確にできて内容が変に脱線しなくなりますので、特にぼくのような文章を書くのが苦手な人や初心者の方にはオススメです。
アウトラインで考えるという点で、マインドマップやマンダラートを文章の構成を考えるために使ってみてもいいと思います。
考えること。
それは人生のすべてになると思っています。
思考は人を形成する基になり、個性になり、人生の道標になり、財産になると考えています。
今回ご紹介した2つの思考法は、大きな目標や難解な問題を考えるために使うのもいいですし、日常の細々とした考えごとに使ってみるのもいいでしょう。
考えてることを、楽しくしてみましょう!
記事で使用したアプリはこちらです↓
■マンダラート